ネットショップで開業届は必要?副業でも本業でも開業届は必要なのか?

事業を始める時に一番最初に必要となる「開業届」

ネットショップを始める時にまず知っておいて欲しいことなので、紹介していきます。

目次

開業届とは?

開業届とは?

事業を始める人全員が税務署に提出するのが開業届です。

正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」という申請書類で、「事業開始の事実があった日から1ヶ月以内」の提出期限が定められています。

開業届のよくある疑問

開業届は出さないといけないの?

原則的に提出しないといけません。しかし、罰則が無いため出していない人が多いのも事実です。

じゃあ、手続きめんどくさいし提出しなくていい?

罰則はありませんが、損はします。開業届がないと、「青色申告」「金融機関借入」「小規模企業共済等事業主に向けた節税制度」が利用できません。

事業開始時に開業届を提出するのがベストですが、売上が上がるかもわからないのに出したく無いですよね。「青色申告」を受けるために、確定申告をするまでには提出しましょう。

確定申告は、売上ではなく利益(所得)が以下の場合に必要になってきます。

確定申告が必要な場合

  • ネトショップが本業なら年間38万以上
  • ネットショップが副業なら年間20万以上

年間とは1月1日〜12月31日までの間のことで、年の途中から始めた場合は途中からの期間の合計で考えます。

「利益=売上−経費」です。仕入や発送料、手数料など全ての費用を差し引いて上記金額を超えなければ、確定申告は不要です。

開業届を出しておく3つのメリット

開業届を出しておく3つのメリット

メリット①開業届を出しておくと「青色申告」の特別控除を受けれる。

先ほど紹介した通り、事業で一定以上利益が出たら確定申告が必要になります。

確定申告には白色と青色の2種類があります。

  • 白色申告:特別控除無し
  • 青色申告:特別控除最大65万円

青色申告を活用すれば、所得から最大65万控除して申告できます。

控除とは、差し引いて申告できるということで、支払う税金の金額がかなり変わって来ます。

青色申告をするためには、「青色申告承認申請書」の届け出が必要です。税務署で開業届と一緒に提出できます。

メリット②金融機関からの借入できる可能性が出てくる

最初は極力少ないお金でネットショップを始めてみようとする人が多いと思います。

思いがけずショップが好調で、大きな仕入をしたい時お金を借りる必要が出てくる可能性もあります。

銀行でお金を借りるには、審査の入り口の段階で開業届の写しを提出する必要があります。

開業届を提出して、事業税をしっかり納めていないとお金を借りるスタートラインにも立てなくなってしまうんです。

メリット③事業主の税制優遇が受けられる

開業届を提出し、確定申告すると「個人」ではなく、「個人事業主」となります。

個人事業主には小規模企業共済などの税制優遇が用意されています。

小規模企業共済は最大月/7万円=年/84万円まで退職金を積み立てできる制度で、積み立てした金額を所得から控除することができます。

お金を貯めつつ、先ほどの青色申告65万のように、最大84万も控除することができるんです。

コロナ禍では個人には一律10万円でしたが、個人事業主には最大100万の給付金もありましたね。

個人事業主にはあらゆる税制優遇がありますが、開業届を出していないとその優遇を受けることができません。

開業届の提出方法

開業届の提出方法

開業届申請の流れ

「開業届を提出したい」と言えば伝わります

最寄りの税務署で、「開業届を出したい」と言えば、税務署職員が記入用紙や記入方法を案内してくれます。

開業届の提出についての概要

正式名称個人事業の開業・廃業等届出書
申請場所最寄り(納税地)の税務署
必要なもの本人確認書類(運転免許証等)
印鑑※シャチハタ以外
所用時間10分程度
年齢年齢制限なし
費用0円

個人事業の開業届出書の記入例サンプル

私はこのように記入して提出しました。

開業届の記入サンプル

事前に「国税庁のホームページ」から書式をダウンロードし、記入しておくとスムーズに申請できます。

開業届と一緒に提出する「青色申告申請書」について

青色申告と白色申告の違い

先ほど簡単に青色申告と白色申告の違いを説明しましたが、もう少し詳しく紹介しておきます。

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。青色申告をするためには事前に申請書類を提出しなければならないため、開業届と一緒に出しておきましょう。

青色申告は「最大65万円」の控除が受けられる。

青色申告はいくつかの条件をクリアすれば、最大で65万の控除を受けることができます。

青色申告と白色申告の違い

控除とは、所得(売上−経費)からさらに差し引いて申告できる制度です。つまり、納める税金が少なく抑えられます。

青色申告の注意点

3月15日までに青色申告書を提出する

確定申告書の提出期間は2月15日〜3月15日です。

なので、青色申告書も3月15日までに提出する必要があります。

新規に開業した場合は開業の日から2ヶ月以内、事業者がなくなった場合には所定の期間など例外はありますが、あてにしないほうが良いでしょう。

>>参考:青色申告承認手続き|国税庁

開業届と一緒に出しておけば、漏れることがないので、なるべく開業届と一緒に出しておきましょう。

青色申告の提出方法

税務署で「青色申告の申請がしたい」と言えば伝わります。

開業届と同様に、最寄りの税務署で青色申告をしたい旨を伝えれば、税務署職員が案内してくれます。

青色申告承認申請書の記入例サンプル

青色申告書の記入例サンプル

開業届についてのまとめ

開業届についてのまとめ

今回はネットショップを始める最初の関門、「開業届」について解説しました。

  • 開業届は事業を開始する際に原則提出する
  • 出さなくても罰則はないが、損することはある
  • 青色申告申請も一緒に提出しよう

手続き自体は20〜30分で簡単に終わります。

12月までに、副業で通算20万以上、本業で通算38万以上の”利益”が出そうな場合は、忘れずに出しておきましょう!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる